AI型のチャットボットとは?

チャットボットはもはや、一般的なツールとなったと言ってよいでしょう。
いろんなウェブサイトで見かけます(*^-^*)
チャットボットとは、こちらの質問にボット(ロボット)が自動で回答するプログラムのことです。

チャットボットにはシナリオ型とAI型があります。
シナリオ型とは、あらかじめ回答となるシナリオを設定しておき、入力された質問内容に合わせてシナリオのなかから適切な回答を表示するチャットボットです。
AI型とは、人工知能(AI)を使って人とボットが人間同士のように会話できるようにしたチャットボットのことを言います。

AI型のチャットボットの場合、最初こそデータが不足しているため最適な回答ができませんが、データが蓄積すればするほど自然な回答ができるのが魅力です。
企業のウェブサイトなどで導入されているチャットボットの場合、すでに社内である程度の学習をさせてから公開されているはずですが、本当の初期の初期にはこちらの質問にトンチンカンな回答をすることもよくあります。
時間をかけて学習させ、徐々に精度の高い回答ができるように訓練していくタイプです。

チャットボットをさらに細かく分類すると、選択肢タイプ、ハッシュタイプ、ELIZAタイプ、ログタイプの4タイプに分けられますが、AI型は最後のログタイプに当たります。
それ以外は、あらかじめ設定したシナリオやテンプレートをもとに、質問されたことに回答するタイプです。
一方ログタイプの場合、会話の履歴をログとして蓄えて、それをもとにAI自身が学習して人間のような返答をできるようにします。
ロボットとの会話というとSFのような話ですが、現時点でもかなりの精度で会話が可能です。

チャットボットの活用事例

チャットボットはすでにさまざまな有名企業がビジネスに活用しています。
たとえばH&Mの場合、オンラインストアにチャットボットを導入し、ボットがまるで人間の店員のように接客できるようにしているのです。
ユーザーは自分のほしいアイテムの種類やサイズなどを入力します。
すると、それを参考にボットがそのユーザーにぴったりの商品をおすすめしてくれるという仕組みです。

LOHACOでも、カスタマーサポートに「マナミさん」というAI型チャットボットを導入しています。
2014年と早くから導入しており、これまで24時間365日体制で稼働を続けてきました。
おかげで膨大なデータを蓄積し、今ではかなり自然な応答が可能になっています。

また、「ペコッター」という飲食店予約代行アプリがあり、これもチャットボットの活用事例として有名です。
ユーザーが来店したい日時などを入力すると、チャットボットが飲食店に代わりに電話をかけてくれます。
その結果、予約が取れたかどうか、変更が必要ならその際の要望等もすべてボットがやり取りしてくれるというものです。