ポイント

ビジネスマナーを意識しよう

ビジネスの場面で気をつけておきたいのがビジネスマナーです。シーン別でマナーの仕方が異なり、相手を気遣う対応が求められます。

とりわけ、会議の席や飲み会の席、クライアントとの食事会の席などには注意しておきましょう。なにも考えずに対応していると相手に不快感を与えるだけでなく「これでは取引できない」と、商談に影響がでてくることも十分考えられます。

そこで、ビジネスで求められるマナーについてご紹介していきます。

上座・下座とは

会社の飲み会やクライアントとの飲み会で、どこに座っていいか迷ったことのあるビジネスマンは多いのでないでしょうか。

とりわけ飲み会の席では席次がマナーです。上座、下座という言葉を耳にすることも少ないくないはず。ビジネスでは、お互いの上下の決まりや客人に対しての立ち振る舞いをあらかじめ定めておく必要があります。クライアントに気配りのある対応をとることで、今後のビジネスにも繋げられるほか、上司に良い印象を与えることも可能です。

基本ルール

上座は人の出入りが少ない位置にある席。一般的にクライアントを招く場合は、クライアントが最も気持ちよく座れる上座に案内します。これは、相手が若い場合も関係ありません。年齢を問わず客人には上座を案内しましょう。

会社内の飲み会では、役職者を上座に座らせるのがマナーです。位が高い役職者から順に上座から下座へ座るのが基本です。逆に、役職をもたない平社員は、店員の対応や注文をまとめてとるなど雑務のしやすい下座の席に座るのがマナーとなります。

気をつけておきたいのが、左を上位と定めるルールです。上座に座る人の視点に合わせて左側が次に位の高い人が座ります。一方、このルールは海外では右が上位となりますので、どこに案内するかは柔軟な対応が求められます。

レイアウトごとに上座と下座の位置を把握しておけば、会議や飲み会のセッティングをする際にも役立つことでしょう。

レイアウトで変わる上座

貸会議室

上座や下座のルールはあくまで基本です。状況によって席のレイアウトが変わることに注意しましょう。

実際、上記のように会議室をレンタルできるサービスも増え、昨今は自社以外の場所で会議やセミナーなどを開催するのも容易となりました。そのような場所においては、部屋の作りや机のレイアウト方法も様々で、どこが上座や下座になるのか解らなくなってしまうケースも少なくないのです。

例えば、ロの字型の席の場合、部屋に入ってから最も遠くにあり、中央に位置する席が上座で、部屋の入り口が下座側に当たることを意識しましょう。コの字型では、机部分のない場所から反対側の机のなかにある席が上座に当たります。ロの字と違ってイメージしづらいかもしれません。その場合は、紙に書き出して配置を確認しておくのがベターです。

最後に、円卓で会議が開かれたケースでは、入り口からもっと遠い位置が上座になります。相手を案内する場所や自分の座る場所がわからず迷っていると、相手も何かあったのか逆に気を遣われてしまうおそれもあるので、上座、下座がどこの位置なのかをすぐに把握できるようにしておきましょう。